肌のクリニック院長の肌ブログ

東京でニキビ治療・シミ治療・調剤化粧品・プラセンタ療法外来をしている医師のブログ

室内でも日焼け止めは使った方がいい?紫外線の影響は?

time 2016/08/19

紫外線の波長と特徴については、以前の記事(コチラ)をご参照ください。

室内の紫外線の影響

室内には、どれくらいの紫外線が届くのでしょうか?

まずUVBですが、窓ガラスで大部分が遮断されるため、室内にUVBはほとんど届きません。

UVAは波長が長いため、オゾン層や雲だけでなく、ガラスやカーテンもある程度通過しますが、実際にはガラスで50%、薄いカーテンで30%、ミラーレースカーテンで60%、UVカットのカーテンで90%以上がカットされます。室内の真っ白な壁の紫外線反射率は20%~25%、フローリングの紫外線反射率は、色や材質によって異なりますが、せいぜい5~10%程度です。

今回は、窓際から少し離れた位置にいて、ミラーレースカーテンを通して、太陽の光が入ってくる状況を想定します。

屋外のUVAの量を100とすると、窓ガラスで50に減衰し、カーテンで20に減衰します。そして、室内の壁や床などの反射で1~6へ減衰し、さらに距離によってもっと減衰しますから、想定した状況では気にしなくて良いレベルと言えます。

室内では日焼け止めは必要ないが、車内では必要

窓際で直射日光を浴びているわけでなければ、室内で日焼け止めを使用する必要はありませんし、むしろ日焼け止めによる肌への負担の方が気になります。

それでは、車内ではどうでしょう?

下の写真は、トラックの運転手を28年間務めていた男性の写真です。左ハンドルのため、顔の左半分に日光を長年浴びながら運転していました。顔の右半分と比較して、明らかに老化が進んでいます。

紫外線顔半分

出典 : estaticos02.cache.el-mundo.net

車内ではカーテンはありませんし、窓ガラスでUVAが50%カットされても、残りの50%はダイレクトに影響します。車内では窓と顔との距離も近いため、日焼け対策は行った方が良いでしょう。

UVカットフィルムやIRカットフィルムのUVカット率は95%~99%と高く、日焼け止めを使用せずとも、十分に紫外線をカットすることが可能です。肌に負担がかからないためおすすめですが、車検が通らないというケースも報告されているようです。フロントガラス、運転席側面ガラス、助手席側面ガラスの前席3面については、フィルムとガラスを合わせたときの可視光線透過率が70%以上であれば車検に通ります。車検対応のフィルムを正しく施工すれば、原則は通るはずですので、車を運転される方は、お近くのカー用品店やメンテナンス店に相談してみましょう。

 

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京の調剤化粧品とニキビ治療専門皮膚科 肌のクリニック高円寺院の院長ブログ。Twitterではスタッフ全員でつぶやいています。 [詳細]