肌のクリニック院長の肌ブログ

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ミニピルの避妊成功率・避妊効果ってどれくらいなの?

time 2016/10/09

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当院で避妊目的でミニピルを飲んでいる患者さんから、ミニピルの避妊効果について尋ねられることが多いため、今回記事にしました。

ミニピルのに避妊作用のメカニズム

1.子宮の頸管粘液を増加させて精子の侵入を防ぐ
2.子宮内膜を薄くして卵子の着床を防ぐ
3.卵管の輸送能力を低下させる
4.排卵を抑制する

 

低用量ピルも上記と同様の作用を持ちますが、排卵を抑制することがメインの避妊作用になります。

ミニピルの場合は主に1~3の作用によって避妊効果を発揮します。4の排卵抑制作用については、ミニピルの中ではデソゲストレルを使用したセラゼッタなどの一部のミニピルのみ有する作用です。

セラゼッタの排卵抑制率はきちんと飲んだ場合には97%抑制します。つまり、100個排卵するうちの97個が排卵しなくなります。3個は排卵するので、避妊に成功する確率が97%と誤解している方もいますが、実際には1~3の作用によって99%以上の確率で避妊効果が得られます。

ミニピルの避妊成功率は99%以上

ミニピルの種類によって若干確率は異なりますが、正しく飲んだ場合の避妊成功率は99%以上であることが示されています。

ここで言う正しく飲むというのは、毎日決まった時間に服用して、相互作用がある薬を避け、下痢や嘔吐などでホルモン作用が失われないということを前提としています。

以前の記事でも書いたように、ミニピルは黄体ホルモンのみで、さらにホルモン量は低用量ピルよりもさらに微量ですので、24時間周期できちんと飲まなければ効果がありません。

ミニピルは1時間以上飲み忘れると避妊効果が落ちると書いている人もいますが、現在使用されているミニピルは、添付文書上は3時間以上の飲み忘れに注意するように書かれています。この辺りはピルの種類によって違いがあるかもしれませんので、医師・薬剤師へ確認してください。(日本では普及していないので、まだまだ処方している病院は少ないのが現状です。)

当院で処方しているセラゼッタは排卵も抑制するため、飲み忘れても12時間以内のずれであれば問題ないとされていますが、排卵抑制の効果は97%ですので、当院では他のミニピルと同様に3時間以内のずれに留めるように指導しています。

3時間以上飲み忘れがあった場合には、その後の7日間は他の避妊方法を併用することで、避妊成功率を上げることができます。

下痢や嘔吐などの体調不良で、ミニピルの吸収が悪くなった場合も同様に、病状が回復した後の7日間は他の避妊方法を併用していただいています。

ミニピルの値段

ミニピルの処方や値段・価格などについて詳しくは、当院HPの「ピル・ミニピル外来」をご参照ください。

※一度受診していただければ、その後は遠隔診療によるオンライン処方も可能です。

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肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京の調剤化粧品とニキビ治療専門皮膚科 肌のクリニック高円寺院の院長ブログ。Twitterではスタッフ全員でつぶやいています。 [詳細]