肌のクリニック院長の肌ブログ

東京でニキビ治療・シミ治療・調剤化粧品・プラセンタ療法外来をしている医師のブログ

症例1:皮膚科で治らないあごニキビへのアキュテイン(イソトレチノイン)と調剤化粧品EGホワイトによる治療

time 2015/09/07

症例1

前院では3人の女性患者さんにモニターをお願いして、その後は忙しさにかまけて治療症例を提示しておりませんでした(前院のモニター画像リンク)。新規開業するにあたって、今年になって初診で来た患者さん何名かに、あわててモニターのお願いをいたしました。当院は内科的な治療でニキビを治すクリニックのため、美容外科のモニターとは異なりますから、モニターになっていただいてもあまり大きなメリットはないのですが、数名の患者さんから快く承諾していただきました。

【患者】 30代前半女性 【体重】42kg
【現病歴】15年前より頬等に思春期ニキビが発生し、徐々にあご、フェイスライン、首にかけて丘疹状の炎症性ニキビができるようになった。市販のニキビ治療薬や近医の皮膚科で硫黄ローション、抗生物質の治療を受けたが改善しなかった。その後、様々な皮膚科を受診して漢方薬やビタミンC外用剤、ピルの治療を1年以上行ったが、改善を認めず、2年前からさらに悪化し、マスクなしでは歩けない状態になってしまったとのことで当院を受診。
【既往歴】 特記なし(生理不順あり)
【過去の治療歴】市販のニキビ外用治療剤、硫黄ローション、抗生物質、漢方薬、ピル、ビタミンC外用剤

初診時

皮膚科で治らないニキビへのアキュテイン治療前、症例1
※画像の転載を固く禁じます

上の写真は初診時の写真です。あご、フェイスライン、首を中心に丘疹状の炎症性ニキビが多発しています。いわゆる成人女性に良く起こる大人ニキビのでき方です。こういったニキビにはホルモン治療もとても有効なのですが、患者さんはアキュテイン(イソトレチノイン)による治療を希望されたため、アキュテイン治療を開始しました。
女性の方は男性に比べて小柄なのと、副作用の乾燥に対して男性よりも弱いため、1日20mgを超えない用量で処方することがほとんどですが、治療途中で改善が認められない場合、もしくは改善してもニキビが完全に抑えきれていない場合は40mg/dayへ増量します。この患者さんの場合は、20mg/dayより開始しました。

4ヶ月後

皮膚科で治らないニキビへのアキュテイン治療4ヶ月後、症例1
※画像の転載を固く禁じます

治療開始4ヶ月後の写真です。写真を撮る角度が異なっているのと、4ヶ月間で少しお痩せになられたため、一見違う患者さんに見えるかもしれませんが、同じ患者さんです。あご、フェイスライン、首にあった丘疹状の炎症性ニキビは改善しており、色素沈着の跡もほとんど目立たなくなっています。治療は再発を防ぐためにニキビがなくなってからも継続し、トータルで6ヶ月続けて終了となる予定です。

再生因子(成長因子)配合の調剤化粧品

この患者さんは、アキュテイン治療と一緒に、再生因子配合のEGホワイトを約4ヶ月間使用していただきました。再生因子のクリームを治療と併用するとニキビ跡の赤みが早く引き、凹凸や色素沈着が残りにくくなります。ただ、すでにできてしまっている凹凸を改善させる効果はありません。写真を見ていただけるとわかると思いますが、多少の古い凹凸は残ってしまっています。

治療前

皮膚科で治らないあごニキビ治療前、症例1

治療後

皮膚科で治らないあごニキビ治療後、症例1
※画像の転載を固く禁じます

アキュテインのニキビを治す力はとても大きいのですが、再生因子配合剤(EGホワイト)を併用することで、アキュテイン単独で治療するよりも、確実にニキビ跡が残りにくくなります。
EGホワイトは肌再生因子EGF・FGFに加えてヒトプラセンタと美白剤のフェニルエチルレゾルシノールを配合しています。この患者さんにはEGホワイトを治験で使用していただきましたが、他の患者さんへの使用経験では、EGホワイト以外の再生因子製剤(EGクリーム等)でも十分に効果を認めています。再生因子配合剤につきましては、当院ホームページの調剤化粧品をご参照ください。

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京の調剤化粧品とニキビ治療専門皮膚科 肌のクリニック高円寺院の院長ブログ。Twitterではスタッフ全員でつぶやいています。 [詳細]