肌のクリニック院長の肌ブログ

東京でニキビ治療・シミ治療・調剤化粧品・プラセンタ療法外来をしている医師のブログ

症例4:皮膚科処方の内服、外用の抗生物質が無効の難治性ニキビに対するアキュテイン(イソトレチノイン)治療

time 2015/10/09

症例4

アキュテイン治療でモニターに協力していただいた方です。

【患者】 20代後半男性 【体重】57kg
【現病歴】 15年前より思春期ニキビが発生し、大学進学前の受験期に顔全体に広がって最も悪化した。社会人になってからは徐々に落ち着いてきたが、それでも常に顔全体に炎症性ニキビが複数ある状態であった。近医の皮膚科で抗生物質の治療を相当期間受けたが改善せず、当院を受診。
【既往歴】 花粉症
【過去の治療歴】抗生物質(ミノマイシン、ダラシン)

初診時

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療前、症例4-1

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療前、症例4-2
※画像の転載を固く禁じます

上は初診時の写真です。初診時は、本人曰くまだ落ち着いている状態とのことでしたが、それでも顔全体に赤い炎症性ニキビが多発していました。酷い時の写真を本人がスマホで記録していたので見せてもらいましたが、初診時よりもさらに顔全体に大きな嚢胞状の炎症性ニキビがある状態でした。大学進学前に最も悪化したとのことで、受験期のストレスなどが原因の一つとして考えられます。ストレスはコルチゾールというステロイドホルモンの分泌を促します。一時的なストレスであれば問題ないのですが、長期にストレス状態が持続するとニキビの原因となります。受験期には、受験生は本人も気づかないストレスを感じているケースが多く、その時期に悪化する患者さんは多くいます。アキュテイン治療を20mg/dayより開始しました。

1ヶ月後

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療1ヶ月後、症例4-1

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療1ヶ月後、症例4-2
※画像の転載を固く禁じます

上の写真は治療を開始して1ヶ月後の写真です。頬を中心とした炎症性ニキビが引いています。治療開始2週間後にニキビがかなり悪化してしまったようで、心配になり当院へ電話がありました。初診時に、アキュテイン治療の場合は4週間、ホルモン治療の場合は3ヶ月間、一過性にキビが悪化する可能性があることは、全ての患者さんへ説明しておりますが、それでも不安になる患者さんの気持ちはよくわかります。悪化しても特別な治療は行わず、触らない、潰さないということを心がけてもらい、内服を続けるように指示しました。1ヶ月後に来院した際は、上の写真のようにすでに改善傾向となっていました。

5ヶ月後

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療5ヶ月後、症例4-1

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療5ヶ月後、症例4-2

皮膚科の抗生物質が無効のニキビへのアキュテイン治療5ヶ月後、症例4-3
※画像の転載を固く禁じます

上の写真は5ヶ月後の写真です。もともと嚢胞性のニキビが多発していた重症型でしたが、幸いなことに凹凸や色素沈着はあまり残らずに治りました。6ヶ月間治療を継続して終了となります。

肌のクリニック

院長 岩橋 陽介

院長 岩橋 陽介

東京の調剤化粧品とニキビ治療専門皮膚科 肌のクリニック高円寺院の院長ブログ。Twitterではスタッフ全員でつぶやいています。 [詳細]